今年の11月に言わずと知れたMondo Grossoの名曲、Everything Needs Love の日本語詞バージョンが出た。
オリジナルは本当に何回聴いたかわからないくらい聴いた。人生における再生回数はぶっちぎりで一位だと思う。この曲に出会ったのは小学生か中学生の時で、TSUTAYAで借りたBoAのアルバムにピアノバージョンが入っていた。
いろんな音楽が好きだったけど、全部が刺さるみたいな感覚は初めてだった。サビへのテンションの持っていき方とBoAの伸びやかな「Love〜〜〜〜」の後ろに響くストリングスを聴いて「あっ好きなのはこれだ」と思った。ハウスというジャンルも初めて知った。歌詞の意味を知りたいけど生まれて10年そこらでは英語なんて全然わからないので、ほぼ全部辞書を引いて自分で訳した(これをきっかけにMondo Grosso・大沢伸一さんのアルバムを買い集めた後、NOW YOU KNOW BETTER でも同じことをやった)。
そんな曲が、大人になった今新しい解釈で日本語の歌詞がついて新しくレコーディングされた。なんとアレンジも新しい。色々新しい Everything Needs Love が聴ける。嬉しい。生きてると良いことがあるなあと思った。
良いなあ。一生一番好きな曲なんだろうなあ。
歌詞は、読むと分かるけど直訳じゃない。でも、(烏滸がましいけど)伝わることの本質は変わってない気がした。
遠いようでそうじゃない心は自由だから
とか
いつかきっと必ずまた会える
の部分って、 the truth I’ve found will always stay here in my heart の the truth の部分なんじゃないか とか
綴る言葉の中で君は永遠を生きる気がする
は I was born to be remembered と呼応してるように思えたり。
逆に Breathe deep and listen to the raindrops 〜のくだりはオリジナルに忠実な描写なのも良かった。ここは音に感じる壮大さを象徴するような印象的な詞だったから、そのまま残ってくれているのが嬉しかった。
最近SPEEDのトリビュートアルバムが出たりしたのもあって、年取ったなと感じつつも懐かしい中に「新しさ」を感じられるのって幸せだなと思った。
終わり